駅近物件のメリット

せっかくマンションを買うのだから、なるべく駅に近いほうがいい――と考える人は少なくないでしょう。駅に近いマンションにはどんなメリットがあるのでしょうか。

■なんといっても通勤・通学がラク

駅の近くにマイホームがある第一のメリットは、通勤や通学がラクになるということでしょう。バスやマイカーで駅まで通うケースのような渋滞の心配がなく、短い時間であれば雨が降ってもさほど気になりません。

とくに女性や子どものいる家庭では、暗い夜道を長い時間歩かなくてよいのは助かります。場所にもよりますが、駅の周辺は夜でも明るいところが多いものです。商店やスーパーなどが並んでいれば、駅からの帰りも買い物気分であっと言う間に自宅に着いてしまうでしょう。

■生活利便施設が集中していて便利

駅の周辺には商業施設だけでなく、銀行や郵便局、行政機関などの生活利便施設が集中しているのが一般的です。つまり、駅の近くに住めばそうした施設も気軽に利用できるようになるのです。

銀行での振込や現金の引き出し、速達や書留郵便を出しに行くのも、思い立ってすぐに実行できます。役所やその出先機関が近ければ、住民票の交付や転入・転出など各種手続きも簡単でしょう。

もちろん、買い物に便利なことはなによりのメリットです。重い野菜やお米を持って長距離を歩く必要もなく、調味料が切れたときなどもすぐに買いに出られます。駅周辺におしゃれな飲食店などがあれば、週末などにちょっと張り込んだディナーなどにも出かけやすいでしょう。

■人に貸したり売ったりしやすい

駅に近い物件のメリットは今現在の便利さだけではありません。将来、そのマンションに住まなくなったときにこそ、大きなメリットを実感できるのです。すなわち、人に貸したり売ったりするのに有利だということです。

生活に便利な駅近物件は、それだけ「住みたい」と思う人が多いのが通常です。とくに賃貸物件を探している人は、駅からの近さを重視する傾向が持ち家以上にハッキリしています。そのため、人に貸すときの家賃が高く設定できるので、高い利回りが期待できます。

同様のことは、マンションを売るときにも当てはまります。賃貸ほどではないにしろ、中古マンションを買う人も「なるべくなら駅の近くで」と考えていることは同じです。同じ広さやグレードであれば、駅に近いほど高く売れることは明らかです。とくに駅から徒歩10分以内のマンションは、それ以外の物件に比べて中古でも価格が下がりにくいと言われています。

■将来にわたって資産価値が下がりにくい

中古で売りに出したときの価格が下がりにくいということは、資産価値が下がりにくいということでもあります。資産価値とは売ったり貸したりするかしないかにかかわらず、その物件自体が持っている価値のことです。

駅に近い物件はその立地の希少性の高さから、おのずと資産価値が維持されやすくなります。また、そのことを意識している住民が多いことから、維持管理に力をいれるケースも少なくありません。そのため、ずっとそこに住み続けていても住み心地が快適に保たれやすい面もあるでしょう。

このように駅近物件にはいくつかのメリットがあります。マンションを選ぶ際には、駅からの近さにも着目してみるといいでしょう。