学校法人野本学園 大門幼稚園
理事長 野本明年先生

「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる

宅地開発が進み、多くのファミリー層の注目が集まる東川口~浦和美園エリア。この地域で40年以上も子どもの教育に携わってきた「大門幼稚園」は、週1回の園外保育など独自のカリキュラムを通じて、幼児期の人格形成に重きを置いた教育を行っている。今回は自身もこの地に生まれ育ったという野本園長先生に、園の概要や、この地区の魅力についてお話しを伺った。

「大門幼稚園」の概要について教えてください。

幼稚園外観
幼稚園外観

「大門幼稚園」は1975(昭和50)年に開園した幼稚園で、2階建ての明るい園舎と広々とした園庭が特徴です。現在、年少・年中・年長あわせて396名の園児が毎日元気に登園しています。
「あかるく・げんきに・たくましい子」を教育目標に掲げ、人格形成の基礎を養う大切な幼児期教育に全力で取り組んでいます。

園バスは全部で4台、東浦和地区・安行地区・岩槻地区・新田地区をそれぞれ回っています。バス利用の割合は3分の2程度で、遠くても送り迎えをする保護者の方もいらっしゃいますし、近くてもバス利用する方もいて、それぞれ自由に利用してもらっています。

子どもの人格形成に重きを置いていらっしゃるとのことですが。

この時期の教育は、目先の結果ではなく一生涯にわたる学習の基礎をつくることが大切です。今すぐではなく、後からグングン伸びる力を養うことを目標にしています。そのためには、幼児期のこの時期は体を使ってさまざまなことを体験し、遊び、体を動かすことが重要。小学校からの学習を深く理解するための「学びの芽生え」を、大事に育むことに重きを置いています。

野本理事長先生
野本理事長先生

また先生方による動機づけや興味の持たせ方も大切で、子どもが夢中になれるテーマを教職員がいかに提示するか、どう子どもを誘導しアドバイスするかも重要です。 まずは家庭内で育む「自己肯定感」、そして園で学ぶ「人との関わり方」「コミュニケーション能力」、さらに「自分の居場所を自分でつくる力」。家庭と園がそれぞれ育てるのではなく、相互協力してともに育てるという姿勢です。

スポーツにも力を入れられているそうですね。

広い園庭
広い園庭

かけっこやなわとびなどはもちろん、例えば年中は「なかあて」、年長はドッジボールなど子どもの体力や年齢によって取り組みを変えながら体力づくりには力を入れています。 もともと浦和はサッカーが盛んな地区で、本園でも年中から小学2年まで入れる希望者のみのサッカークラブが活動しています。年中になると約半数の70名ほどが入部し、年中は週1回、年長は週2回、14時30分~16時まで活動しています。

サッカーの練習風景
サッカーの練習風景

4名いる男性職員が指導にあたり、年中では主に体を動かす楽しさを、年長になると少しずつ勝つための努力や競争心など、メンタル面を育てるようにしています。 おかげさまで日本幼稚園サッカー大会では優勝することができました。U17女子日本代表の遠藤純選手も本園の卒園生で、このサッカークラブに入っていたんですよ。

運動会などもかなり盛りあがるそうですね。

大門幼稚園
大門幼稚園

現在、園児が396名、それに両親と祖父母の方々がいらっしゃると、総勢2,000名を超える方々がこの園庭に集まって運動会を行います。園庭も決して狭くはないのですが、その日はぎっしりと人が入ってなかなか壮観ですよ。

縦割り保育は実施しているのでしょうか。

遊具
遊具

縦割り保育は行っています。年長と年少のクラス数が同じことから、兄弟クラスの組み合わせを決めて、1年間を通じて毎月2回、異年齢の園児同士が交流するという取り組みです。

遊具で遊ぶ子どもたち
遊具で遊ぶ子どもたち

これによって年長児は「自分は年上なんだ」という自覚を持ち、思いやりの気持ちを育みます。ただ、何でも手伝うことが面倒を見ることだと勘違いしがちなので、先生が指導にも入ります。できることはやらせて、できないことを助けてあげる、そのようなケアの基本というか人との関わり方も同時に学んでいるようですね。

毎週水曜日に実施されている園外保育も特徴のある取り組みですね。

園にあるバス4台を使って、各学年ごとに近隣の大きな公園にお弁当を持って出向いています。月曜日から金曜日までは基本給食なのですが、水曜日だけは保護者の方にお弁当を作ってもらい、出かけた先でダイナミックに遊び、お弁当を食べてから帰ってきます。

「大崎公園」や、「県民健康福祉村」「コバトンの森(しらこばと水上公園)」「さぎ山記念公園」など、広くてローラーすべり台や吊り橋など充実した遊具が揃った公園をピックアップして訪れるので、子どもたちも週1回の園外保育は楽しみなようですね。とはいえ、毎週通っていると飽きてしまうので、ママたちからも新しい公園の情報収集をするようにしています。

就園前のお子さんの保育にも取り組んでいるそうですね。

子育て支援の一環として始めた「だいもんキッズクラブ」です。これは、2歳児向けの未就園児クラスなのですが、現在126組の親子が登録しています。今度、新しく入園する子140名のうち、このキッズクラブに登録していた方々は100名以上になり、かなりの割合を占めています。

子どもにとって初めての集団生活である幼稚園選びは、親子にとって大仕事。「だいもんキッズクラブ」で園の様子を見て、幼稚園選びの判断材料として活用していただけているかと思います。

預かり保育を利用される方は多いのでしょうか?

毎日20名程度で、月単位でお預かりしているお子さんは10名ほどですね。月曜日から金曜日までの毎日、14時30分~18時、朝も8時~8時30分の早朝保育を行っています。人数が少ないこともあり、突然の用事で急遽預かり保育の要望があれば、電話さえいただければお受けしています。

幼稚園には、“子どものため”の園と、“親のため”の園とがあると思うのですが、本園は比較的前者の方。ママたちも専業主婦の方が多く、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしている印象です。ですから夏休みや冬休みなどの長期休暇中の預かり保育はしていませんが、特に要望が出ることもありません。

教育実習生も多く受け入れていらっしゃるそうですね。

「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる/学校法人野本学園 だいもん幼稚園 理事長 野本明年先生
「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる/学校法人野本学園 だいもん幼稚園 理事長 野本明年先生

毎年20名ほどの実習生を受け入れています。結婚退社や転職など、幼稚園の先生は意外と入れ替わりが多いので、常に優秀な人材を確保する目的もあります。先ほどお話しした運動会の日も、声をかけて毎年手伝いに来てもらっていますよ。子どもたちは大喜びですし、実習生にとっても良い経験になるのではないかと思います。

小学校や中学校との連携はありますか。

大門幼稚園
大門幼稚園

地元の小中学校に子どもたちが出かけて行って交流を深めています。まず小学校1年生との交流では、「自分たちも小学生になるんだ」という意識も芽生え、自覚が持てるようになります。 また中学校では「幼児ふれあい体験」という授業で、クラス単位で園児が中学生と一緒に遊び交流をします。

大門幼稚園
大門幼稚園

中学生との交流では、園児たちが楽しませてもらうのはもちろん、じつは中学生のほうが癒されて精神的な充足感が高いようです。幼児たちとの交流で自分たちが幼かった頃のことを思い出し、大切に育ててもらった記憶や可愛がってもらった経験がよみがえり、優しい気持ちになるのだとか。中学校の先生からそんな話を聞いて、幼稚園の子どもたちの持つ力に驚かされました。

毎月第1土曜日には地域にも園庭を解放していらっしゃるそうですね。

園庭
園庭

この日は「父親ふれあいデー」ということで、パパが子どもと遊ぶことを目的に園庭を解放しています。このときは近隣の方々にも自由に足をお運びいただいて、幼稚園のことをよく知ってもらいたいとも思っています。いつもは子育てをママに任せっきりのパパたちも、幼稚園に来て先生たちとお話しをしてもらうことで、園と家庭との距離がグッと縮まります。

そのおかげかもしれませんが、さいたま市で提案している「幼児教諭体験」というパパの1日幼稚園先生体験に、7月は4名も申し込みがありました。パパが丸1日幼稚園で過ごし、子どもたちと遊んでくださることで、家の中でしか知らないわが子の別の面を発見したり、幼稚園教諭の楽しさや大変さを理解していただけたりと、幼稚園と家庭の相互理解につながっていると思います。

この地区の子育て環境について教えてください。

廊下
廊下

静かで落ち着いた土地柄に加え、緑も多く、子どもを育てるには質の良いの環境が整っていると思いますね。また、この辺りは「ここに根を張って暮らそう」と覚悟を決めて一軒家を購入する方も多い。こういう気持ちの方々が集まると、近隣とも上手につき合い、「街を大切にする・愛する気持ち」が強くなって、よい地域性が育つのではないでしょうか。

夏は自治会のお祭りもあって、子どもがお神輿を担いだり、古くからここに住んでいる人たちと新たに転入してくる方々とも自然に交流しているようですね。子どもを介して、3世代の交流が和やかに行われている。そんな環境だと思います。

「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる/学校法人野本学園 大門幼稚園 理事長 野本明年先生
「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる/学校法人野本学園 大門幼稚園 理事長 野本明年先生

今回、お話を聞いた人

学校法人野本学園 大門幼稚園

理事長 野本明年先生

学校法人野本学園 大門幼稚園
所在地:埼玉県さいたま市緑区大門930
電話番号:048-878-0188
URL:http://www.daimon.ed.jp/

※記事内容は2016(平成28)年7月時点の情報です。

「あかるく・げんきに・たくましい子」を育てる/学校法人野本学園 大門幼稚園 理事長 野本明年先生
所在地:埼玉県さいたま市緑区大門930 
電話番号:048-878-0188
保育時間:8:30~14:30
預かり保育時間:8:00~8:30、14:30~18:00
http://www.daimon.ed.jp/

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